世界で活躍するインド出身者。その5つの理由とは?

世界的に活躍するインド出身者が多いのはご存じでしょうか。彼らが持つ特徴として、英語を堪能、技術的なスキルに優れている、創造性と柔軟性を有している、と捉えられています。

また、インド自体が多様な文化で成り立っているため、個人の価値観や、倫理観に基づいた誠実さも評価されています。そのような彼らがグローバルな視野を持ち、異文化に対する理解を深める能力も備えているため、世界で活躍できる人材をたくさん創出できるのも納得できる話です。

私たち日本人が技術的なスキルの向上だけでなく、イノベーションへの挑戦も世界からは求められています。多様性への順応力を持ち、柔軟な思考を持ち合わせることで、逆境でも前に進むインド出身者の姿勢から学び、彼らの特徴を取り入れて成長していくことが重要です。

世界で活躍するインド出身者

世界の名だたる企業のトップに”インド出身者”が採用されている事実をご存知でしょうか。

その一部を取り上げていきますと、

  • サティア・ナデラ(Satya Nadella) - マイクロソフト(Microsoft)のCEO
  • シバ・ナダル(Shantanu Narayen) - アドビ(Adobe)のCEO
  • インディラ・ノイーイ(Indra Nooyi) - ペプシコ(PepsiCo)の元CEO
  • アジム・プレマジ(Azim Premji) - Wiproの創業者であり、前CEO
  • シャムスンダル・シャルマ(Shamsundar Shanmugham) - ゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)のCFO
  • ビジャヤ・シワラマクリシュナン(Vijaya S. Varma Krishnan) - IBMのシニアバイスプレジデント

これらのビジネスリーダーは、インドから世界に飛び出し、トップ企業を率いるなど、その能力や業績が高く評価されています。

インド出身者が採用される理由

なぜ、インド出身者が採用される理由はなんでしょう?その理由は、遠からず、日本人にも求められる内容となるはずです。

  • 英語の堪能さ

英語を公用語としており、多くの人々が流暢に英語を話すことができます。このため、グローバルなビジネスコミュニケーションにおいても優位に立つことができます。

  • 技術的なスキル

インドは、大量の技術人材を輩出しており、特にIT分野では高いスキルを持つ人々が多く存在します。これは、インド政府がIT産業を重視していることや、多くの大学が優れたITプログラムを提供していることによるものです。

  • 創造性と柔軟性

インド文化は、創造性や柔軟性を重んじるものであり、ビジネスにおいてもこれらの特性が重要視されます。また、インド人はクリエイティブであり、常に新しいアイデアを生み出そうとする傾向があります。

  • 価値観と倫理観

価値観や倫理観を重視し、ビジネスにおいても誠実さや正直さが重要視されます。このため、インド人はビジネスにおいても倫理的であると評価されています。

  • グローバルな視野

多様な文化や言語が混在し、いろいろな要素を組み合わせた文化を持ちあわせています。このため、グローバルな視野を持ち、異なる文化に対する理解を深めることができます。

これからの日本人に求められるモノ

これからの日本人に求められるコトをいくつか、取り上げてみましょう。

  • 外国語の習得

当たり前になりますが、英語を含む外国語を習得を欠かすことはできません。グローバルなビジネスや国際交流において非常に重要です。外国語を習得することで、異文化間のコミュニケーションや交渉において、より自信を持って臨むことができます。

  • グローバルな経験の積み重ね

海外での仕事や留学、ボランティア活動などを通じて経験値を増やし、異なる文化や価値観に触れ、人種、宗教が異なる相手への理解を深めることが大切です。

  • 技術的なスキルの向上

技術力や製品品質において高い評価を受けていますが、今後も技術の進化に対応するため、常にスキルアップに努めることが重要です。

  • イノベーションへの挑戦

これまでの流れだと、過去の成功に即した流れで製品を生み出してきているように見えます。これからは革新的な製品やサービスの開発など、イノベーションに取り組む必要があります。最近の思いたるサービス、製品を思い返しても、ほとんど海外製品ですね。

  • 多様性の尊重

多様性への順応力が試される世の中へ変わりつつあるように感じられます。

「やった事がないから」、「絶対うまくいかない」など最初から決めつけるのではなく、その可能性を探り、自分の利益、相手の利益を見出すことが大切です。”利益”とは、お金だけではなく、”成長につながる”、”より時間短縮できる”などメリットにつながるコトです。

これから向き合うこと

インド出身者と日本人との簡単な比較をしてきましたが、端的な違いといううと、「語学」と「多様性への順応」が目につきます。

国を比較すると、経済的にも恵まれている日本で、不自由なく勉学に励むことができます。インドでは、未だに学校へ行けない子どもたちや、電気も安定供給できない地域をあります。そんな不便さがありながらも、前にすすために何ができるのか模索しながら突き進むインド出身者の在り方を見習いたいと思います。

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